情報漏洩の通知を装うフィッシングメールに注意

  • 差出人や見た目だけで信用しない。知っている会社名・ロゴ・送信元アドレスや、自然な日本語でも、本物とは限りません。
  • 普段の公式アプリや、確認済みのブックマークを開く。メールのリンク・添付ファイル・記載された電話番号を使わず、公式のお知らせや利用履歴を確認します。知らない検索広告も確認先にしません。
  • 誘導先へ秘密を入力しない。パスワード・認証コード・カード情報を入力したり、覚えのないログイン通知を承認したりしないでください。

公式の発表で、対象サービス・対象者・漏れた情報・発表日・推奨される対応を確かめます。連絡先は、公式アプリや手元の契約資料などから確認してください。

すでに入力・承認した場合は、渡した情報に応じた対処へ。メールを読んだだけと、情報を入力した・アプリを入れた場合を分けて確認します。身に覚えのない取引があれば、発表の確認やアカウント復旧を待たず、公式窓口へ停止を相談してください。

怪しいSMSに情報を入力した場合の確認手順も参考にできます。フィッシングはメールでもSMSでも、入力した情報と行った操作を確認することが大切です。

フィッシングの注意事項は2026年10月8日にIPA・警察庁の公式案内を確認しました。「保存したパスワードが流出した」と管理機能に表示されても、漏洩元や現在の侵入を断定できません。警告は変更すべき理由として扱い、公式の履歴も確認します。

何が漏れたかで、対応を分ける

氏名・住所・電話番号・メールだけ
それだけで、すべてのパスワードが知られたとは限りません。本人情報を使った詐欺に警戒し、認証設定・不審な履歴を確認します。IDや連絡先を変更する必要は、公式の被害範囲・案内で判断します。
パスワードが漏れた/偽サイトへ入力した
対象と、同じ・似たパスワードを使うサービスを変更します。メールやApple・Googleを優先し、追加認証と既存ログインも確認。漏洩の形が不明ならサービスの案内に従います。
確認コードも渡した/知らない通知を承認した
ログインが成立している可能性があります。パスワード変更だけで終えず、公式のアカウント保護手順で不審な端末・認証方法・連携を確認します。
カード情報・金融の認証情報を入力した/不正取引がある
カード会社・金融機関・証券会社の公式窓口へ、停止・取引確認などを相談します。個別の被害に応じた手続きは各窓口の案内に従い、警察にも相談します。
管理サービスの保管庫まで見られた疑いがある
保管している複数の認証情報へ影響する可能性があります。管理サービスの公式告知で対象と保護方法を確認し、主パスワード・認証・保存先の重要アカウントを見直します。

利用者が強いパスワードを設定しても、企業に保存された住所などの漏洩自体を防げるわけではありません。利用者の対策は、主にその後の不正利用と被害拡大を減らすためのものです。

さゆり

知らないカード利用があったら、パスワード変更だけでは足りないのね。

こはる

うん。カード会社などの公式窓口へ、停止をすぐ相談しよう。

入れる場合:パスワードと、残っているアクセスを確認

怪しいアプリを入れた、遠隔操作を許したなど、端末自体に不安がある場合は、その端末で新しい秘密を入力し続けず、更新済みの信頼できる別端末から公式手続きを行います。遠隔操作をした相手へは連絡を続けません。

  1. 対象のパスワードを変更。再利用や小さな変更を避け、新しい独立したものに。具体的な変更手順を確認します。
  2. 同じ・似たパスワードのサービスも変更。メールが使われた場合は、そこから再設定できる重要サービスも履歴と認証を見直します。保存した認証情報までアクセスされた疑いがあれば、保存先にも範囲を広げます。
  3. ログイン中の端末・セッションを確認。公式の設定から見覚えのないものを確認し、各社の保護手順でアクセスを止めます。端末の初期化と、ログインの解除は別の操作です。
  4. 認証・復旧先・連携アプリを確認。身に覚えのない電話番号、メール、パスキー、外部アプリが追加されていないかを見ます。メールの転送・振り分け設定も確認します。
  5. 取引・購入・送信の履歴を確認。不審な注文や送金があれば窓口へ。SNSから知人へ詐欺の連絡が出た場合は、信頼できる別の連絡方法で注意を伝えます。
  6. 正しい復旧手段を確保し、追加認証を見直す。自分の唯一の認証方法を誤って外さないよう、登録内容を確認しながら進めます。

Googleは不正使用されたアカウントの保護、AppleはApple Accountの不正利用への対処に沿って進めます。違うサービスへ同じ画面手順を当てはめないでください。

さゆり

変更したあとも、知らない端末や連携、認証先を確認するのね。

こはる

そう。相手のログインが全部切れるかはサービスで違うから、公式の保護手順に沿って見よう。

入れない場合:公式の復旧と、被害の停止を並行する

パスワードや復旧先を変更されている場合は、公式の「ログインできない」「アカウント復元」の入口へ進みます。復旧には時間がかかることがあるため、金銭被害や不正注文の停止相談を、復旧完了まで待たないでください。

「すぐ復旧する」「資産を守る口座へ移す」と申し出る第三者へ、認証コード・復旧キー・送金を渡さないでください。家族も、本人に代わって秘密を集めるより、公式窓口の確認や事実の記録を手伝います。

さゆり

ログインできなくても、復旧を待たずに被害を止める相談はできるのね。

こはる

うん。公式の復旧と並行して進めよう。不正利用の停止を待たないでね。

記録を残し、通知と認証を整える

相談時には、分かっている事実を短くまとめます。秘密を含む画面をそのまま家族のグループへ送る必要はありません。

  • 気づいた日時、対象のサービス、届いた通知の内容。
  • 自分が入力・承認・インストールしたこと。未確認は未確認と書く。
  • 身に覚えのない取引・ログインの日時や受付番号。
  • 変更・停止・窓口への相談を行った日時と結果。

証拠を残す前にメッセージや端末を消去しないでください。復旧後は、パスキー・追加認証、保存と復旧先、更新、ログイン・取引通知を整えます。対策サービスを購入するだけでは、成立した不正取引や既存のアクセスは解消しません。

やらない方がよいこと

  • 漏洩通知のリンクや電話番号を、そのまま信用する
  • パスワード変更だけで、取引被害や不審なログインの確認を終える
  • 被害の相談前に端末を初期化し、記録まで消してしまう

最後に、一緒に確認

変更・停止・相談の結果を、一つずつ記録

さゆり

行った手続きと、まだ確認できていないことを書いたわ。日時と受付番号も残しておくね。

こはる

うん。窓口の案内を確かめながら、必要な確認を続けよう。

さゆり

警告が消えただけで終わりにしないのね。焦ってメールを開く前に、相談できてよかった。

こはる

知らせてくれてよかったよ。不正利用や復旧先も確かめて、落ち着いてから認証を見直そう。

漏洩通知と乗っ取りの疑問

知っている会社からの漏洩通知なら、メールのリンクを開いてよい?

差出人名・アドレス・ロゴや文面だけでは、本物と判断できません。メール内のリンクや添付を開かず、普段の公式アプリや確認済みのブックマークから、お知らせと利用履歴を確かめてください。記載された電話番号へも、そのまま連絡しません。

流出の警告が出たら、今のサービスから漏れたということ?

必ずしもそうではありません。保存しているパスワードが既知の流出情報と一致したという警告の場合、漏洩元や今のアカウントへの侵入の有無までは断定できません。ただし、そのパスワードは変更し、使い回している先も見直します。

警告がないので、漏洩していないと思ってよい?

警告の対象には限りがあり、すべての漏洩を検出できるわけではありません。公式発表や身に覚えのない履歴も確認します。通知がないことを、安全の証明にはしないでください。

パスワードを変えたら、勝手にログインしている相手も消える?

サービスによって違います。変更後も既存のログイン状態や外部アプリのアクセスが残る場合があります。公式の保護手順で、端末・セッション・連携アプリ・認証方法を確認します。

落ち着いたら、次に備える

  • 公式窓口と受付番号を残す
  • ログイン・取引通知を有効に
  • 復旧後に使い回しと認証を見直す

10項目を確認する →

復旧後の認証設定を確認

公式情報・参考資料

家族のアカウントを守る

次に確認すること

ID・パスワードの作り方何を先に守るか、長さ・使い分け・変更手順を確認。パスキー・2段階認証の設定Google・Appleの設定と、紛失したときの備え。保存と家族の復旧準備iPhone・Androidの保管方法と、秘密を渡さない支え方。セキュリティサービスの選び方無料機能で足りること、有料対策で補えること。