設定を始める前に、4つ確認

  • 本人の端末か。家族の共用PCや借りたスマホには、本人のパスキーを作らない。
  • 画面ロックを使えるか。生体認証が使えない場面に備え、本人がPIN・パスコードを扱えることも確認。
  • 今のログイン方法が使えるか。パスワード、登録電話番号、再設定用メールを確認。
  • 紛失時の方法があるか。予備の端末・キー・バックアップコードなど、サービスが認める方法を準備。

OSとブラウザを更新します。機種・アカウント種別・職場の管理設定などで使える方法が違うので、項目が出ない場合は公式ヘルプで条件を確認してください。

Googleアカウント:パスキーと2段階認証を確認

パスキーを作る

  1. 本人の端末でGoogle公式のパスキー設定を開き、対象アカウントを確認します。
  2. 「パスキーを作成する」などの項目を選び、端末の本人確認に従います。すでに登録されているものがあれば、名前や端末を確認します。
  3. 保存先を確認し、登録した端末でログインできるかを試します。画面やアカウントの状態によって、利用可能になるまで時間がかかる場合があります。

2段階認証を確認する

Google:設定を開く順番設定場所を示す説明図です。実際の画面の画像ではありません。
  1. Googleアカウントセキュリティとログイン
  2. Googleにログインする方法2段階認証
  3. 2段階認証の設定状態と認証方法を確認

上から順に項目を選びます。画面名や表示は、OS・機種・アカウントの状態によって異なります。

  1. Googleアカウントを開き、「セキュリティとログイン」へ進みます。
  2. 「Googleにログインする方法」の2段階認証の項目を開き、画面の案内で有効化します。すでに有効なら、使う方法と受取先を確認します。
  3. 必要に応じて通知、認証アプリ、セキュリティキーなど、利用できる方法を選びます。バックアップコードも準備し、端末と別の安全な場所で保管します。

パスキーでログインすると、追加コードを聞かれない場合があります。設定の失敗とは限りません。パスキーを追加しても元の認証・復旧経路は残るため、パスワードも使い回さず守ります。

Google公式の設定条件と操作を確認

さゆり

パスキーを追加したら、今のパスワードはもう使わないの?

こはる

一律に消すのは避けてね。残っているログイン方法も、サービスの案内に沿って守ろう。

Apple Accountと、買い物・SNSなどの設定

Apple Accountの2ファクタ認証

iPhone:設定を開く順番設定場所を示す説明図です。実際の画面の画像ではありません。
  1. 設定一番上の本人の名前
  2. Apple Accountサインインとセキュリティ
  3. サインインとセキュリティ2ファクタ認証

上から順に項目を選びます。画面名や表示は、OS・機種・アカウントの状態によって異なります。

  1. iPhoneの「設定」→一番上の本人の名前→「サインインとセキュリティ」を開きます。
  2. 2ファクタ認証の状態を確認し、未設定なら画面の案内で有効にします。多くのアカウントはすでに設定されています。
  3. 信頼できる電話番号とデバイスが、現在も本人が使えるものか確認。番号変更や紛失時に困らないよう、公式の復旧方法も確認します。
Apple公式:2ファクタ認証

iPhoneで使う各サービスのパスキーは、別に登録

Apple Accountの保護だけで、すべての買い物サイトの認証が変わるわけではありません。各サービスの公式アプリ・サイトで「セキュリティ」「ログイン方法」「パスキー」などを探し、対応していれば登録します。Androidでも同じ考え方です。

パスキーを保存する場所は、OS標準機能や選択した管理サービスなどで異なります。何に保存したかを覚え、端末を変えるときの移行条件を確認してください。

さゆり

身に覚えのないログイン通知は承認しない。確認コードも、人に伝えないのね。

こはる

その通り。自分が始めた操作か確かめよう。私から聞かれても、コードは送らないでね。

スマホをなくしても入れるよう、予備を作る

「SMSも認証アプリも、なくしたスマホにしかない」と困ります。サービスが認める予備の認証・復旧手段を用意し、その場所を本人が分かるようにします。

  • Googleのバックアップコード。一度使ったコードは使えません。新しい一式を生成した場合は古いものが無効になるため、保管したものが最新か確認します。
  • 同期型パスキー。同じ管理サービスの別端末で使える場合がありますが、同期先のアカウントへ戻る方法も必要。すべてが同じ条件で移行できるとは限りません。
  • 端末・物理キーに固定した認証。紛失時は自動的に戻らない場合があります。予備のキーや公式の復旧手段を先に準備します。
  • 機種・電話番号を変える前。新端末でログイン・コード受信・管理機能を確認してから、旧端末の消去や番号解約へ進みます。

すでに入れない場合は、方法をむやみに削除せず、Google公式の認証トラブル案内や、家族で支える復旧手順へ。端末もなくした場合は紛失時の保護を並行して確認します。

さゆり

スマホがないときに備えて、予備の認証や公式の復旧方法を確認しておくのね。

こはる

そう。今使える方法を消さずに、復旧先が使えるか先に確かめておこう。

パスキーと2段階認証、どう違う?

多要素認証とは、「知っている秘密」「持っているもの」「指紋など本人の特徴」のうち異なる種類を組み合わせる考え方です。秘密の質問を二つ答えるだけでは、種類は増えません。

方法普段の操作気をつけること
パスキー対応サービスへ、端末の顔・指紋・PINなどでログイン。偽サイトに秘密を渡しにくい仕組み。端末のロックと、保存先のアカウント・復旧経路を守ります。
通知の承認パスワードの後に、手元の端末で本人確認。自分で始めていない通知は承認しない。続けて届いても、止めるために承認しません。
認証アプリのコードアプリに表示される短時間有効な番号を入力。偽サイトにコードを入れると悪用されることも。機種変更時の移行方法も確認します。
SMS・電話のコード登録番号でコードを受け取り、公式画面に入力。コードの聞き出しや電話番号の不正な乗っ取りに注意。対応する方法の中で無理なく使えるものを選びます。
物理的なセキュリティキー対応するキーを端末へ接続・かざして認証。サービス・端末との適合、紛失したときの予備が必要です。

「2段階」は操作の段階、「多要素」は確認に使う種類に着目した言葉です。名称だけで安全性を判断せず、使われる方法を確認します。パスキーは対応する本来のサイトと結びつくためフィッシングに強い一方、復旧手続きの詐欺や端末の不正操作まで防ぐ万能な機能ではありません。

パスワードと認証コードを同じ保管庫に置くと操作は楽ですが、保管庫を不正に開かれた場合に両方が使われるおそれがあります。重要な用途では別の認証アプリや物理キーも検討し、本人が使えることと、復旧できることを両立させます。

やらない方がよいこと

  • 自分が始めていないログイン通知を承認する
  • サポートを名乗る相手へ確認コードを伝える
  • 予備のログイン方法を確認する前に、今使える方法を削除する

最後に、一緒に確認

認証方法と、使えないときの備えを確認

さゆり

使うアカウントと認証方法、それから予備の方法も確認できたわ。

こはる

うん。復旧先が今も使えるかも見ておこう。機種や電話番号を変える前にも確認したいね。

さゆり

こはるが近くにいないときも、自分で戻れる準備があると心強いわ。

こはる

私も安心だよ。今使える方法を残したまま、公式の案内に沿って移行しようね。

認証設定でつまずいたら

パスキーを作れば、元のパスワードを消してよい?

一律に消してはいけません。Googleでは、パスキーを追加しても既存の認証・復旧方法は残ります。パスワードで入れる経路が残る場合は、そのパスワードと追加認証も守ります。削除の可否はサービスの公式案内で確認してください。

SMSによる認証しか選べない場合は?

対応していればSMS認証を有効にし、コードを他人へ渡さないことを徹底します。ただし、偽サイトへの入力や電話番号の不正な乗っ取りに対して万能ではありません。後からパスキーや認証アプリなどが利用可能になったら、公式案内で見直します。

パスキーでログインしたら、確認コードを聞かれなかった

それだけで設定ミスとは限りません。Googleのパスキーでは、端末の所持とロック解除で本人確認するため、追加の手順が省略される場合があります。自分で開いた公式の画面か、意図したアカウントかを確認してください。

落ち着いたら、次に備える

  • 画面ロックと更新を確認
  • 予備の認証・復旧方法を準備
  • 電話番号や機種を変える前に見直す

10項目を確認する →

家族で復旧に備える

公式情報・参考資料

家族のアカウントを守る

次に確認すること

ID・パスワードの作り方何を先に守るか、長さ・使い分け・変更手順を確認。保存と家族の復旧準備iPhone・Androidの保管方法と、秘密を渡さない支え方。情報漏洩・乗っ取りへの対処漏れた情報と被害に応じて、今行うことを判断。セキュリティサービスの選び方無料機能で足りること、有料対策で補えること。